あんなコ−スは嫌だ 激坂撃沈
迷ったときの判断って・・・登山部員の経験者として スポーツ少年団指導経験者としてももちろん危険回避です
ところが 計画の詰めが甘かったのです
道の急勾配箇所は8%前後で数箇所 23kmの平均斜度は3% 行けると判断
しかし強烈な向かい風で体力衰退した身には 3%斜度とはいえ連続上りの23kmは長い
「飯干峠」標高1009mへの道は過酷そのものだった
往路を引き返す道 計画の国道503号線経由 国道265号線経由の三選択肢があったのに
最も過酷な酷道の国道503号線へ進んだのだから 最悪パターンになってしまったのだ
葛折りで狭い道 森の中 真っ暗がりの中 寒いというより冷たい風・・・・
大型二輪車でツーリングする者に この事を帰宅の翌日に話したところ
「あ〜あの道 通ったことあるけれど 二度と通りたくないね 265号線なら通るけれど」とね・・・やっちまいましたよ パンクとかのアクシデントは無かったのがせめての救い
ルートラボでのコースを示しておこう
「道の駅高千穂」を出て 橋の右側歩道を通過して 渡り終えた先の交差点で左車線へ
国道218号線を進む 左折すると「高千穂神社」への道だが 目指すは峠
久しぶりの標高1000m超へ向かうのだ
ここらあたりは 緩やかな坂ながら 凍結注意の看板がありチェーン装着場所があったり
自動車では幾度か通った場所ながら チャリンコじゃ雲泥の違いじゃぞ
右手の高架橋は県道203号線だろうか?
えんやこ〜らせ〜 とにかくペダルを回さんことには 前には進まぬ
できる限り体重移動はせず 脚への負担を軽くしよう・・・腰でクランクを回す
坂の途中で左の藪から「クッククック」 ありゃ〜雌ニワトリじゃよ 野生化ニワトリ?
民家は道路を挟んではるかな距離 逃げ出したんやろうか? 獣にやられんなよ〜
登坂線を上りきったところで小休止で 振り返る
乗用車が登坂線をやって来る
えらく遠く感じたのは坂のせいだろうか
高千穂町から五ヶ瀬町に入り くえねくね道を上がると 道路清掃中の作業の方々
「こんにちは おたずねしますが 五ヶ瀬ドームはこの先ですよね」
「そうですよ トンネルを越えると その先に信号機があるから そこを左です」とな
「自転車で まぁ ご苦労さま〜」
「はい ありがとうございました 作業中にごめんなさい さよなら〜」
「津花トンネル」延長 L=947m とありました
トンネルを抜けるとほぼ平坦地 立ちこぎも リフレッシュの休む走り・・・
上り坂だけではなく 時折 立ちこぎでの 走行です
交差点で信号停止
青になったところで 左折側に停まった原付の方に
「G−パークはこちらですね」と聞く
「この坂をを上がって左ですよ」と 確認ができた
よいせっ ここらあたりからが本決戦場ですなぁ
程なく進むと「浄専寺」
ここは桜の名所と「宮崎観光情報ー宮崎あっちこっち」で紹介されている場所
春に訪れる場所だろうけれど・・・と思いつつ境内へ
県天然記念物に指定された 宮崎で最も有名なしだれ桜とのこと
今は紅葉やけれどね 塔も美しい
樹齢約250年余とか
京都 祇園・円山公園のしだれ桜の苗木を持ち帰って植えられたものだとか・・
「三ケ所神社」へは立ち寄らずで先へ進みます
あった! 飯干峠への道案内標識 右じゃ右
徐々に坂がきつくなりなってきましたよ
前方より木材を積んだトラックが坂を下って行った プシュープシュー〜
民家かなと思ったのだが そうじゃなかったみたい
あの山が峠のあるところやろうか?
脛と骨盤上部が痛い・・・・ここでくたばるわけにはイカヌ!
右手に渓流 夏なら良いけど 寒く感じるよ
流水の音と風の音だけが響く
上って 上って 2軒ほどの民家を通過 またまた振り返える ため息じゃ
民を通るとき 犬に吠えられてしもうた
橋が架かっておった 大型トラックは通れるようではなかったが・・・
辛い 息も絶え絶え 倉庫らしき建物を通過した所のロードミラー
ファイトー♪ 空ポーズなのだ かなり参っちょるのだ
やれやれ 難所が眼前に立ちはだかっちょるじゃないですか
右へ上り 回って左へ上がり またまた回って 右上がり
実はまだまだ先は上りの連続でしたんや! 二山 三山・・・何ぼの山じゃ?
テッペン取ったら ポーズ決めたるぜと考えていたのに・・・宵闇迫り
峠を越えると「五ヶ瀬町」から「諸塚村」なのだが・・・
峠に行き着く前から 空腹感は襲ってくるし 脚はガクガク
「営農研修センター」という所だったか 軽トラックに乗った方が停まっていまして
「峠は あとどのくらい先ですか」よ聞くや
「距離ははっきりせんけど 車で15分かな〜20分かな〜」
「諸塚の役場までなら どのくらいでしょう」
「1時間かなぁ 自転車じゃわからんけんど」
こういったことでしてね とにかく必死に進むしかなかんべ
諦めるわけにゃイカンとですたい
風防代わりのビニールカッパを着込み スナップボタンは かじかむ指ではかけ難く
全部をかけずじまいにヨッコラセ。。。
暗い中 乗用車が2台追い越して行った
「助けてくれ〜」叫びたいも アクセル踏み込んでの追い抜きじゃった 無理じゃね
こんな所でって 車の方もビックリコイタでしょうなぁ
車が去った後は 真っ暗闇に中・・・
ときおり ガサガサガサと何やら動物の駆け出す音がして 侘しいねぇ〜
これから先の撮影は無い 闇夜のカラスを撮るのと同じじゃもんね
それから それから それから とにかく二本のライトを頼りに峠を越えて
あとは下りの一辺倒 体は寒さでガタガタガタ
ブレーキかけっぱなしで 指はしびれていた
突進しちゃ崖から落ちる怖さあり ライトの光で反射するガードレールを目印に低速走行
諸塚村を通過 美郷町に入り 途中道路工事の未舗装区間を通る
「石峠レイクランド」入り口にさしかかると
ようやく自販機を発見 その光の元で薄くなったライトの乾電池を予備用と交換できた
東郷町を走行することとなるが 風景は見えず
中央線を目安に走ったものの カーブで直進してしまい・・・
民家の庭に侵入 犬に吠えられた(苦笑)
コマ図は明かりが無いので見れず 頼るは計画時の地名の記憶と道路標識のみ
交差点では要確認 違った方へ行くと大変なことになるだべし
店は閉まっておって気づかなかったが「道の駅とうごう」を通過すると
煌々と明るい場所 そう! 24時間営業のコンビニで元気を取り戻す
日向駅方面の道を確認するため店員に聞く
そしてあったか弁当を購入 と〜ころが〜
店内で食べるところがあるかと聞くと無し
店外にベンチがあるかと聞くと無し
結局 寒い店外で 和式ウ○○○ングスタイルでむさぼり食うはめになりよった
ま 腹を満たせただけでもヨシとしよう
山中では形態電話のアンテナ立たずで連絡できず コンビニに着いてから自宅へ連絡
日向駅から列車で輪行して帰るからと伝えたものの・・・
都会と違って便数少なく終電の可能性・・・心配しながら 駅へと向かう
はい なんとかかんとか 駅に到着
駅員に聞くと 最終便が今出たばかりだと・・・ククク苦く〜
あ〜あっ
再び自宅へ電話して カクカクシカジカ・・・・迎えに来てもらうことになりまして
ゴメンなさいm(__)m
駅舎で1時間以上待つことになりまして ぼけ〜っと時間を浪費
若山牧水さんの像の前にチャリンコを置いてベンチで独り反省会
駅舎の中も寒かった〜
つまりは こういう結末でありました
シートを倒しフラット状態にしての ドサッと横倒し
チャリンコさんありがとう
迎えに来てくれた 奥方さんありがとう
今年もあと一ヶ月 200km超のロングライドの季節じゃないですね
寒いし 明るい時間は短いし 自重しなくっちゃなぁ
計画には あと一本の200km超ライドがあるのじゃが・・・・身の危険は回避せんとね
- 2013.11.29 Friday
- ◎ロング宮崎県北
- 16:25
- comments(8)
- trackbacks(0)
- -
- by ILmoon